夕焼けの坂の町で、星めがねをかかげるこはると、ポッケ、アヤメ、タイガ、カナタ、そして怪盗ミッドナイトの影

ポッケとわすれもの探偵団

夕方5時のチャイムが鳴ったら、わすれものが話しだす。

ものがたり

海が見える坂の町・月見坂。小学5年生の星川こはるは、毎日なにかを忘れてしまう「忘れものの天才」。

ある日の夕方5時、町にゆうやけチャイムが鳴りひびいたとき――こはるの耳に、ちいさな声が聞こえてきた。「……さむいよう。だれか、見つけて……」

声をたどった坂の上に現れたのは、百年分のわすれものが眠る、ふしぎな赤レンガの「わすれもの館」。そこで出会ったのは、片っぽだけの赤い手ぶくろの精・ポッケだった。

わすれものの声が聞こえるこはると、ツンデレ優等生のアヤメ、こわがりの幼なじみタイガ。そして、なぞの転校生カナタ。町の人の「いちばん大切な思い出」を盗む怪盗ミッドナイトの正体とは? わすれもの探偵団の、ちょっぴりふしぎで、あったかい事件簿がはじまる!

キャラクター

あなたの「推し」はだれ?

星川こはる 主人公・小学5年生 星川こはるほしかわ こはる 「その"わすれもの"、わたしが届けます!」

明るくておせっかいな「忘れものの天才」。自分のことはすぐ忘れるのに、人の「なくした気持ち」にはだれより早く気づく。夕方5時のたそがれ時間に、わすれものの声が聞こえる。好きなものは焼きいもと、家のパン屋のメロンパン。

ポッケ 手ぶくろの付喪神 ポッケ 「まかせるポケ!」

片っぽだけの赤い手ぶくろから生まれた、手のひらサイズの精。食いしん坊でなまいきで泣き虫。こはるの左手にはまって、持ち主へつながる「きおくの糸」を見せてくれる。ずっと自分の「片っぽ」を探している。

九条アヤメ 学級委員・頭脳派 九条アヤメくじょう あやめ 「証拠は、うそをつかないわ」

完璧主義でツンデレな優等生。推理ノートと万年筆が手放せない。こはるの「心で見る」に対して「頭で見る」名探偵。じつはかわいいものに目がなく、ポッケを見て心の中で絶叫した。おばけは大の苦手。

犬飼タイガ 幼なじみ・サッカー少年 犬飼タイガいぬかい たいが 「オレにまかせろ!……って、うわああ出たーっ!」

声が大きくて正義感が強い、こはるの幼なじみ。犬なみに鼻がよく、給食のメニューを廊下から当てられる。こわい話が大の苦手なのに、友だちのためならだれより先に飛び出していく。

夜見カナタ なぞの転校生 夜見カナタよみ かなた 「……別に。」

銀色の髪の、無口でクールな転校生。5時ちょうどで止まった銀の懐中時計を持ち歩いている。小さな子やネコにだけはやさしい。なぜか自転車に乗れない。その秘密を知る人は、だれもいない。

怪盗ミッドナイト なぞの怪盗 怪盗ミッドナイトかいとう ミッドナイト 「今宵の思い出、いただいていく。」

たそがれ時に現れ、人の「いちばん大切な思い出」を黒いガラス玉に変えて盗んでいく怪盗。なぜか毎回、思い出を取りもどすためのヒントを残していく。その正体と目的は……?

シオリさん わすれもの館の館長 シオリさん 「あらあら、すてきなお客さまですこと。」

百年分のわすれものが眠る「わすれもの館」の館長。大正ロマンの着物にはかま、腰には真ちゅうの鍵束。おっとりしているけれど、ときどきドキッとするほど鋭い。紅茶とお菓子が大好き。

エピソード(全12話)

1話は約10〜15分で読めます。

  1. 第1話 ゆうやけチャイムと しゃべる手ぶくろ 夕方5時のチャイムとともに聞こえた、ちいさな声。坂の上に現れたふしぎな館で、こはるは赤い手ぶくろのポッケと出会う。 約14分
  2. 第2話 転校生は、止まった時計 銀髪の転校生・カナタがやってきた日、町に怪盗ミッドナイトの予告状が届く。ねらわれたのは、森先生の大切な思い出。 約13分
  3. 第3話 アヤメの推理ノート 消えた学級費。疑われたのは、こはるだった! 学級委員アヤメの推理と、わすれものの声が、本当のことを照らし出す。 約13分
  4. 第4話 タイガと おじいちゃんのボール おじいちゃんにもらった寄せ書きのボールをなくしたタイガ。手がかりは、こわがりのタイガが一番苦手な「おばけトンネル」に……。 約13分
  5. 第5話 雨の日の 片っぽぐつ 冷たい雨の日、片方の長ぐつをなくして泣く女の子。無口なカナタが、なぜかこはるたちについてくる。 約14分
  6. 第6話 アヤメの誕生日と 消えた約束 怪盗ミッドナイトの次のねらいは、アヤメのお母さんの思い出。誕生日の約束を守るため、探偵団が夜の病院へ走る! 約15分
  7. 第7話 怪盗ミッドナイトの正体 こはるの手に残った、一本の銀色の髪。夕焼けの坂の上で、こはるは「その人」と向き合う。 約13分
  8. 第8話 わすれもの館の ひみつ 百年前の駅の物語と、鎖でとざされた地下倉庫。わすれもの館にかくされた、さびしい影の正体とは。 約13分
  9. 第9話 学芸会と 星のランタン 学芸会の劇「雪の女王」の幕が上がるとき、町じゅうの思い出がねらわれる。みんなの気持ちが、星めがねを新しい姿に変える! 約15分
  10. 第10話 だれも、カナタをおぼえていない 次の日、教室からカナタの机が消えていた。覚えているのは、こはるとポッケだけ――。 約15分
  11. 第11話 たそがれの国へ 夕焼けが終わらない、忘れられたものたちの国。こはるは、大切な人を迎えに行く。 約13分
  12. 第12話 その手ぶくろ、ずっと覚えてる 5年前の冬祭り、夕方5時。こはるが忘れていた、いちばん大切な約束。わすれもの探偵団、最後の事件。 約16分

よくある質問

何歳くらいから読めますか?

小学3年生くらいから楽しめます。中学校で習う漢字まで使っていて、むずかしい言葉や名前にはふりがながついています。

無料で読めますか?

はい、全12話すべて無料で読めます。会員登録もいりません。

ほかの言語でも読めますか?

日本語の原作のほか、英語・中国語(簡体字/繁体字)・韓国語・スペイン語・フランス語・ポルトガル語での公開を進めています。

アニメ化の予定はありますか?

この作品は、アニメにすることを考えて書かれたオリジナルのアニメ原作です。

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